ドル建て個人年金ラップすけっち

クレディ・アグリコル生命の、三井住友信託銀行専用の窓口販売年金保険「ラップすけっち」です。
米ドルまたは豪ドル建てを選び、一定の金額を契約時から年一回、合計5回または10回支払い、全体で15年または20年運用します。
保険料を複数回支払いますが、このサイトの分類は一時払いドル建て個人年金にしました。

クレディ・アグリコル生命について

クレディ・アグリコル生命はあまり耳にしたことがないかもしれないので、先に手短に来歴を書きます。

credit agricoleは1885年にできたフランスの地域銀行が始まりで、現在はフランストップのメガバンクだそうです。
本国では1986年にcredit agricoleグループの「プレディカ」という生命保険会社を創設しています。
日本においては戦前に銀行として駐在員事務所を開設、2007年(平成19年)にクレディ・アグリコル生命保険株式会社を設立しました。

保険料複数回払いのドル建て個人年金

ラップすけっちは、決まった回数の保険料一時払いを繰り返す保険料複数回払いドル建て個人年金です。
正式名称は「基本保険金額の規則的増額特約付 年金原資確定部分付変額個人年金保険(通貨指定型)」。結構長いですね。

通貨選択型で円支払も可能

指定通貨(運用通貨)は米ドルまたは豪ドル
●保険料円入金特則を使って円貨だけで入金する円貨積立コース
●指定通貨だけで入金する外貨積立コース
があります。

複数回増額、15年または20年

運用期間は15年(保険料5回支払・増額4回含む)または20年(保険料10回支払・増額9回含む)からの選択です。

ラップすけっちは一定額の保険料を、契約時に支払い(第1回支払)、以後1年毎に第2回・第3回・・・と支払い(積み立て)ます。
第2回以後の保険料支払(積立)日を増額日と言い、円貨積立コースの円の支払額は一定ですが、入金時のレートの変化で換算されたドルの金額は上下します

例えば円貨積立コースで、保険料支払回数5回、運用期間15年、契約通貨:米ドル払込通貨:としましょう。
●契約時50万円(1ドル=113円)→4,424.77米ドル
●第2回(第1回増額):50万円(1ドル=110円)→4,545.45米ドル
●第3回(第2回増額):50万円(1ドル=108円)→4,629.62米ドル
●第4回(第3回増額):50万円(1ドル=117円)→4,273.50米ドル
●第5回(第4回増額):50万円(1ドル=115円)→4,347.82米ドル
■合計22,221.16米ドル
になります。

保険料の支払期間と運用期間

第5回の支払日は契約5年目の始まりで、丸4年が経過したときでもあるので、残り11年間運用し続けて15年の運用期間が終了します。
運用期間20年の場合も、10回目の支払(9回目の増額)後、11年を経過して合計20年の運用期間を全うします。

1回についての最低保険料は
●円貨で50万円、または
●米ドルも豪ドルも5,000ドル
です。

一部分が変額運用、多くが定額運用

1回の保険料支払(増額)毎に、ドル換算後の基本保険金額は変額部分と定額部分に分けられます。
基本保険金額のうち変額部分が占める割合を「変額部分の繰り入れ割合」と言い、契約時(1回目)の割合はあらかじめ決められた固定割合です。
支払で2回目以後の変額部分の割合は、その時の定額部分の積立利率と、選んだ運用期間を元に計算されるので、保険料の支払毎に変化します。

ラップすけっちのPDFパンフレットによると
<ご参考>
2018年12月1日時点の積み立て利率
運用期間20年:豪ドル建て1.77%/米ドル建て1.59%
運用期間15年:豪ドル建て1.59%/米ドル建て1.45%
と書いてあります。

これを元に変額割合の表を見ると
●運用期間20年の変額部分割合
米・豪ドル建て共に25.7%〜32.7%の間
●運用期間15年の変額部分割合
米ドル建て:13.8%〜20.0%の間
豪ドル建て:20.0%〜25.6%の間
と推測できます。

年金原資の100%保障

年金原資額の定額部分を指定通貨で100%保証します。
15年の運用期間が終了したときに
例えば、先の保険料支払回数5回、保険料総額22,221.16米ドルの例がありますが、11年後に運用期間を終了したときに
●定額部分23,000米ドル
●変額部分6,000米ドル
■合計29,000米ドルに増えて年金の元金(年金原資)になったとします。
この年金原資のうち定額部分の23,000米ドルが、1ドルも欠けることなく確定年金または一括支払で受取れることになります。

年金と死亡保険金・まとめ

ラップすけっちは、個人年金ですが、死亡保険金(のようなもの)があります。

年金原資は年金または一括受取り

15年または20年の運用期間が終了すると増えた資金は年金原資になり、年金原資の受取り方法は年金(複数回分割)支払または全額一括支払を選べます。
年金支払は、支払期間が5年・10年・15年から選べる確定年金一種類だけで、年金支払期間中に被保険者が死亡すると後継年金受取人に引き継がれます。
支払通貨は、指定通貨または円建てを選択可能です。

死亡保険金?があります

死亡保険金という名目ですが、○○○○万円などの決まった保険金が支払われるのではなく、支払った保険料総額や増額分などに応じた金額になります。
死亡保険金は被保険者が年金支払開始日までに死亡した場合のみの支払いです。

年金支払開始日以後は死亡一時金となり、後継年金受取人が年金受取りを選ばなかった場合に、未払い年金を原価として一括支払します。

ラップすけっちのまとめ

4年(5回)または9年(10回)で保険料を完納する、増額という発想は驚きました。
他社の場合は年金原資受取方法が数種類用意されていますが、ラップすけっちは、年金受取りは確定年金一種類だけなのが少々寂しいと思います。

ライバルになりそうなドル年金保険

保険料年払いでもなく、保険料を増額するとか複数回払いするというドル建て保険が思い浮かびません。
ラップすけっちの詳細や最新情報は、クレディ・アグリコル生命のウェブサイトの閲覧や保険募集への質問でご確認願います。

ドル建て保険をプロに教えてもらいましょう

FPは高度資格所有の保険の専門家です

リスクを抑えて効率の良い運用!

無理な勧誘をしない、保険の無料相談です

保険コネクト