ジブラルタ生命の通貨指定型個人年金保険

保険料は一時払い(保険契約時に全額一括払い)で円で支払可能、指定(運用)通貨は米ドル・ユーロ・豪ドル・円から複数種類を選んで運用することができます。
ここでは告知や契約年齢などの基本項目を書いていきます。

告知

職業告知のみで、健康状態の告知は不要です。

被保険者の契約年齢範囲

0歳〜80歳まで。
ただし付加した特約によって契約年齢は0歳〜75歳までの場合もあります。

通貨毎に異なる据置期間

米ドルとユーロ:5年・6年・7年・10年
豪ドル:2年・3年・5年・6年・7年・10年
:10年のみ

最低一時払保険料

指定通貨で支払う場合
1万米ドル・1万ユーロ・2万豪ドル・100万円

で支払う場合
一時払保険料を円貨で支払いますが、保険は希望する通貨で運用します。
米ドル建て:100万円・ユーロ建て:100万円・豪ドル建て:150万円

毎月二回更新される、新規契約用の積立利率を見ると、円建てとユーロ建て取扱停止と表示されています。
この記事を書いている時点で、通貨指定型個人年金保険の新規契約は、実質的に米ドル建てか豪ドル建て、またはその両方を選択できます。

通貨指定型個人年金保険の契約例を解説!

一時払い保険料を円貨で1,500万円として、米ドル・ユーロ・豪ドルに分散して運用する、パンフレットの加入例があります。
この加入例の円貨換算は、わかりやすいように1米ドル・1ユーロ・1豪ドルがそれぞれ100円として換算しています。

契約条件など

●被保険者の契約年齢:50歳
●換算後の一時払保険料:50,000米ドル・50,000ユーロ・50,000豪ドルに分散
●年金開始年齢:60歳
●据置期間:10年
●年金原資の受取方法:10年の確定年金
●死亡時円建て支払額最低保証特約:無し
契約後3種類の通貨に分散して、10年の据置期間で増やしたお金を、10年間さらに運用しながら分割受取をする例です。

まずは米ドル運用だけを解説

例えば契約時の一時払保険料1,500万円のうち500万円を、指定通貨米ドルに換算して50,000米ドルの一時払保険料とします。
この50,000米ドルは据置期間が始まると「積立金」になり、積立金に付与され据置期間中不変の「積立利率」によって大きく育ちます。

積立金は10年間の据置期間が終わった時点で「年金原資」になりますが、積立て利率年1.5%場合、契約時に50,000米ドルだった積立金は58,027.04米ドルの年金原資になります。
58,027.04/50,000=1.16005・・・と、116%以上に増えたことになります。

豪ドルとユーロは

500万円ずつユーロと豪ドルに分散された一時払保険料も
●契約時の5万ユーロ→積立利率1.0%→年金原資55,231.11ユーロ→約110.46%
●契約時の5万豪ドル→積立利率1.0%→年金原資55,231.11豪ドル→約110.46%
になります。
積立て利率は米ドルが有利という例ですね。

3種の分散運用の受取年金総額は?

これらの年金原資を10年の確定年金で分割受取りすると、受取年金総額
●年金原資58,027.04米ドル→受取年金総額62,000米ドル
●年金原資55,231.11ユーロ→受取年金総額55,000ユーロ
●年金原資55,231.11豪ドル受取年金総額59,000豪ドル
と、年金で分割受取りした総額が、年金原資の金額より大きくなります。
年金の支払で払い出されていないお金を運用していることが、年金受取総額が増える理由です。

3種類の通貨で分散運用した増加率

これを各通貨建ての一時払保険料と受取年金総額で比較すると
受取年金総額/一時払保険料総額
●米ドル:62,000/50,000→約124%
●ユーロ:55,000/50,000→約110%
●豪ドル:59,000/50,000→約118%
となり、(124+110+118)/3=約117.33・・・なので、20年で117.33%まで増加したことにます。

円で受取る場合は為替の影響があります

年金は受取の都度、各通貨を円貨に換えながら受取る事もできますが、受取時の為替レートによって毎回の円貨受取額変化します。
契約例では各通貨の円貨換算後の受取年金総額(あくまで例です)が表示されています。
●62,000米ドル→580万円
●55,000ユーロ→550万円
●59,000豪ドル→550万円
つまり、円貨で1,500万円を支払って20年後の円貨の受取年金総額が1,680万円(112%)になった例です。

運用通貨で受取った例よりも都度円換算した受取年金総額が減っていますが、この円貨受け取りの例は「円貨で受取るなら為替リスクを覚悟してください」という注意とも言えます。

通貨指定型個人年金保険の受取例はこれで終わります。
ここから先は、据置期間の延長や年金受取り方法などの解説をします。

年金原資は受取も繰り延べも可能

据置期間を終えた翌日が年金開始日になり、大きく増えた積立金は年金原資になります。
ですが積立金が年金原資になる前に
●年金開始日を最大1年間延期する
●新たに据置期間を再設定して年金開始日を延期する
●指定通貨を別の通貨に替えて据置期間を再設定する
これらを選択することも可能です。

年金原資を受取るなら
●全額一括現金受取
●年金原資の一部を一括現金受取・残額を年金受取り
●年金原資を全額年金受取り
これらの受取り方法があります。

年金開始日の繰り延べ

最長で1年間、年金開始日を繰り延べることができます。

また、年金開始日を繰り延べしている途中で、当初決めていた年金開始日より前に繰り上げることも出来ます。
例えば、年金開始日を10か月延長しているとして、為替の状況が良くなったので、8か月過ぎた時点で(当初の予定より2ヶ月繰り上げて)年金を開始することも可能です。

据置期間の再設定

据置期間満了時の年齢が90歳までであれば、ジブラルタ生命所定の範囲内で何回でも据置期間の再設定ができ、再び運用されます。
新規に据置期間を設定する度に新たな積立て利率が設定されます。

通貨変更を伴う据置期間の再設定

例えば指定通貨米ドル建てで10年の据置期間を満了したとき、増えた米ドルの積立金を全額豪ドルに替えて、新しく積立期間を設定して運用することも可能です。

年金原資は一括受取と年金受取りが可能

据置期間を満了(据置期間が終了)した翌日が年金開始日ですが、年金原資は全額現金化して一括受取りする事ができます。
また、年金原資の一部を一括受取にして、残額を年金受取りにすることもできます。

年金の受取り方法は四種類もあります

他社のドル建て個人年金では年金受取り方法が一種類から三種類が多いのですが、通貨指定型個人年金保険は年金受取り方法が四種類もあるという充実ぶりです。
序でにライバル保険商品も紹介します。

確定年金

年金支払期間5年・10年・15年・20年・25年・30年・35年・40年から選択し、支払期間が短い程一回の年金支払(受取)金額は大きくなります。
選択した年金支払期間を過ぎて生存しても、年金の継続支払はありません
年金の受取期間の途中で死亡した場合、まだ支払われていない年数分の年金総額を死亡一時金として現価で一括払いするか、残りの年金支払期間を継続します。

※)現価は将来確定している金額から、将来付与される利息額を引いた金額、と考えるとわかりやすいです。
例えば一回100万円・10年の確定年金で、6年目の年金を受取ったときに年金受取人が死亡した場合、残りの4年分の年金は「将来発生する利息を含んで」400万円になります。
この「未来の利息付き」の400万円を、死亡時(今現在)に「遡って」全額支払うので、将来に発生する利息は発生せず、例えば370万円などに減額された状態になるのが現価です。

保証期間付終身年金

保証期間を5年・10年・15年・20年から選択し、死亡一時金は、保証期間の残存期間分の年金総額を現価で一括支払するか、残存保証期間の支払を継続します。
保証期間を過ぎても存命の限り年金を受取り続ける事が出来るので、若い内に年金が始まるか長生きに自信がある方向けかもしれません。

保証期間付夫婦連生終身年金

上記の保証期間付終身年金の「夫婦連生」版です。
夫婦どちらかが存命の限り年金を受取ることができ、保証期間の途中で夫婦共に他界した場合の死亡一時金は、保証期間付終身年金と同じ扱いです。

保証金額付終身年金

存命の限り年金を受取ることができます。
受取年金総額の下限を年金原資相当額で保証していますので、年金原資相当額まで受取っても、さらに存命で年金を受取ることができればオトクになります。

死亡一時金は年金原資相当額から、支払済の年金総額と、既に支払が確定している年金の合計額を差し引いた金額を現価払いします。
年金原資の残額が無い場合の死亡一時金はありません。
保証金額付終身年金だけは死亡一時金の現価一括払いだけになり、他の三種の年金のような残年数分の継続支払はありせん。

ライバル保険商品

一時払いの保険料を増やす、そんなに複雑ではないドル建て個人年金と言う意味では
●ニッセイ・ウェルス生命のアットウィル(最低一時払保険料500万円)
●日本生命のデュアルドリーム(最低一時払保険料100万円)
だと思います。

比較は必須です

他社のドル建て個人年金の積立て利率が良かった、とか、他社の年金受取り方法が自分に合っていた!などと後悔しないよう、必ず他社の保険と比較しましょう。
ドル建て保険の比較は、国家・公的資格のファイナンシャルプランナー(FP)にアドバイスしてもらいながら、複数社の保険を同時比較するのがおすすめです。

ドル建て保険ドル建て保険はメリットが一杯あります

ですが間違った選択で後悔しないためにも

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